IronFX
長所
- キプロス証券取引委員会 (CySEC)、英国金融行為規制機構 (FCA)、オーストラリア証券投資委員会 (ASIC)による規制
- 最大レバレッジ1:500
- すばらしい取引商品
短所
- 米国居住者は顧客になれない
- 最小限の変動スプレッド、最大となる手数料はなし
- スプレッドベティングは利用不能
- 日本では出金拒否などのトラブルが報告されている
最低入金額
$100最大レバレッジ
1:500ミニ口座
ボーナス
100プラットフォーム
- MT4
- PMAM
- WebTrader 4
出金オプション
- クレジットカード
- デビットカード
- 銀行振込
- Skrill
Review
はじめに
IronFXはキプロスを拠点に2010年に設立されました。キプロス証券取引委員会 (CySEC)、英国金融行為規制機構 (FCA)、オーストラリア証券投資委員会 (ASIC)、金融サービスプロバイダー(FSP)(南アフリカ)からライセンスを獲得しています。今日、トレーダーが利用できる取引プラットフォームは10を超えており、取引可能な商品は200を超え、180を超える国の顧客にサービスを提供し、30あまりの言語でサポートをしています。
IronFXには、UK Forex Awards (英国FX賞)より2015年度Best Forex Educator(最高FX教育者)賞、2014年には独立国家共同体(CIS)とロシアのForex Expo’s Best Broker(FXエキスポのベストブローカー)、ベストフォレックスサービスプロバイダー, UK Forex Awardsの フォレックス・ベストリサーチレポート、 FX Report Awardsの Outstanding Contribution to the FX Industry and Best Mobile Trading Platform(FXレポート賞のFX業界への優れた貢献とベスト・モバイル取引プラットフォーム)など、多くの受賞歴があります。
IronFXは30を超える言語でサポートを提供し、世界中でプラットフォームにアクセスできるようにしています。主要Webサイトは14カ国語で利用可能で、ページトップから言語を変更するオプションがあります。Webサイトと取引はすべて簡単に利用できます。
日本語でホームページは提供されています。ただし、お問合せのページに表示されている電話番号はイギリスの番号であり、メールアドレスは英語ページと共通のものがあるだけです。日本語で問い合わせた場合、返答に非常に時間がかかると考えられます。
取引の他に、ホームページでは、IRONFX紹介ブローカー(IB)プログラムも提供されています。
2016年にIronFXがFXDD Malta Ltd.、Forexwaterと共にNukkleus Inc.傘下に入る計画が立てられましたが、2017年12月、この合併計画は中止になったというニュースが流れています。
取引条件
IronFXで提供するレバレッジは選択した口座によって異なり、最大1:500です。IronFX口座を開設すると、ボーナスが選択できます。100%Sharing Bonus Unlimited、最大$4,000の40% Power Bonus、または最大$2,000の20% Iron Bonusを選べます。
IronFXは国と時期によっては異なるボーナスを提供しているようです。かつてはサインアップすれば入金しなくても無料で$25のボーナスが提供されていました。このボーナスは現在は提供されていません。また、日本のサイトではウェルカムボーナス(開設ボーナス)のボタンを押しても、ボーナス情報は提示されません。かわりに、500$までのマイナスのカバーがLimited Protected Trades Bonusとして提供されています。500ドルまでの損失であれば、追証は発生しません。
IronFXでは圧倒的な種類の口座タイプを選択できます。個人投資家はマイクロ口座、プラミアム口座、VIP口座、アブソルトゼロ口座、STP/ECN口座、ゼロ固定スプレッド口座、ミラー口座、アブソルトゼロプラス口座から選択できます。機関投資家であれば、さらにアフィリエイト口座、アフィリエイトプラス口座、ビジネス口座、管理口座(認可を受けた投資管理者が資産運用を行います)から選択できます。変動ライブスプレッドまたは固定スプレッド(マイクロ、プレミアム、VIP)のオプションがあり、すべての最大レバレッジが1:30で、入金額を変動させることができ、手数料はかかりません。ゼロスプレッド口座の最大レバレッジと手数料は同じで、スプレッドはゼロとなります。レバレッジを上げる時は、IronFXに連絡を取ることができます。
またデモ口座も提供されています。
一時、IronFXが提供していたキャッシュバック口座は現在ではなくなっています。
IronFX取引時間
冬期:月曜07:00~土曜07:00
夏期:月曜06:00~土曜06:00
土曜早朝をのぞき、週末には取引は行っておらず、1年365日、サービスを提供しているわけではありません。
商品
IronFXが提供する市場の範囲は非常にすばらしいもので、十分な市場を含んでいるために、オプションを追加するため、他のブローカーのところに向かう必要のあるトレーダーはほとんどいません。前述の通り、IronFXはトータルで200を超える取引商品を提供します。プラットフォームからは、EURとUSDのスポットメタルCFD、スプレッドが狭いスポット指標、スポットコモデティティ、先物、株と並んで、メジャー、エキゾチック、マイナーなど、120を超えるFXペアにアクセスできます。 ビットコイン(bitcoin, BTC)、イーサリアム(Ethereum, ETH)、ライトコイン(Litecoin, LTC)など仮想通貨も取り扱っています。IronFXのサイトでは、仮想通貨は暗号通貨と呼ばれています。
規制
IronFXは極めて厳しい規制を受けているブローカーの一つです。キプロス証券取引委員会 (CySEC)のライセンスを保有しています(ライセンス番号125/10)。また、EUの金融商品市場指令(MiFID)も遵守しており、オランダ金融市場庁(AFM)、フランス金融市場庁(AMF)、スペイン証券取引委員会(CNMV)、チェコ国立銀行(CNB)、ポルトガル証券市場委員会(CMVM)、スウェーデン金融監督機関(FI)、ポーランド金融監督庁(KNF)、イタリア証券取引委員会 (CONSOB)、ハンガリー金融監督局、ドイツの連邦金融監督庁(BaFin)に登録しています。最後に、IronFXは投資家補償基金(ICF)とキプロス金融サービス企業協会 (CFSFA) の一員でもあります。
プラットフォーム
IronFXで活用されている取引プラットフォームには、MetaTrader4(MT4)、PC用Multi-Account Manager (MAM)、WebTrader 4などがあり、MAMとWeb Trader 4はMT4のバリエーションにすぎません。そのため、IronFXには独自プラットフォームがありませんが、ありとあらゆるMetaTrader4プラットフォームを提供していることになります。 Macコンピュータで使えるMT4 Macも提供されています。IronFxのサイトからダウンロードし、設定できます。
MetaTrader4は使い方が簡単なプラットフォームであり、あらゆるスキルレベルのトレーダーが、効率的な取引をできるようになっています。初心者はダウンロードしたMT4正規版、WebTrader、またはモバイル版を使い続けることができます。MT4 Advancedプラットフォームは、内蔵EA機能、自動戦略、ライブモニターなど、このような拡張チャート作成ツールを希望する上級トレーダーから選ばれるでしょう。Personal Multi-Account Managerも非常に高度であり、同時に複数のMT4口座を取引して、同じ高度なチャート作成ツールを提供できます。
IronFXはMetaTrader4を使用しているため、トレーダーはそのプラットフォームの信頼性とスピードを利用できます。とはいえ、IronFXはMetaTrader 5を利用していないため、本当の大量取引データと集中市場と分散市場の両方へのアクセスなど、MT5、MT5に関連するその他の有利な機能と共に、高度開発とバックテストのオプションにアクセスできないと述べるのは重要です。利用できるツールについて書くと、指標とエキスパート・アドバイザー(EA)を含め、多くがMetaTrader4プラットフォームに組み込まれています。
モバイル取引
モバイル端末から取引をしたいのであれば、モバイル版のMetaTrader4を使う必要があります。モバイル端末でWebtraderを使うのは理論的には可能ですが、お勧めしません。MT4のモバイルアプリケーションはフル機能を搭載した評価の高いもので、問題はないはずです。
価格
規模が大きいブローカーであるため、IronFXは競争力のある価格を提示できます。スプレッドは口座タイプにあわせて、EUR/USDのライブ変動スプレッドであれば、わずか0.5から1.7まで変動し、固定スプレッドであれば1.6から2.8まであります。ECN口座とゼロスプレッド口座にはスプレッドがなく、その代わり、取引されているロット数に基づく手数料が請求されます。
入出金
IronFXからの出金は常に、入金と同じ方法になります。IronFXは入金料を請求しませんが、銀行は電信送金料を請求するかもしれません。電信送金には制約がなく、無制限です。クレジットカードとデビットカードの取引額は最大$50,000であり、出金にかかる料金は最大1.5ユーロです。Skrillを使った入出金であれば、$50,000を超えることはできず、出金手数料は1%です(最大$10,000)。Netellerには同じ出金制限がありますが、料金は2%です(最大$30ですが、最低$1)。
Fasapayの取引限度額は$5,000で、0.5%(最大$5)の出金手数料がかかります。銀聯の取引限度額は360,000 CNYであり、出金手数料は20 CNYです。DotPayは料金無料で最大取引額は200,000 PLNです。最後に、無料でメールか電話で入金できます。
出金には時間がかかり、IronFXは他社よりも遅いという書き込みはでています。
カスタマ-サポート
大手国際FXブローカーとして、IronFXは並外れたサポート資源を提供します。多数の外部資源と同様に、IronFXからもMetaTrader4プラットフォーム使用説明書が見つかります。IronFX特有のサポートとしては、平日24時間のサポートをライブチャットで受けることができ、Webサイトのどのページからもコールバックをリクエストするオプションがみつけられるでしょう。取引デスク、カスタマーサポート、IronFXとの契約用電子メールと電話サポートだけではなく、顧客の資金繰りに対する質問を受ける電子メールの連絡先情報もあります。IronFXとの契約用のFAX番号もあります。IronFX FAQには、口座開設、ログイン、顧客の資金調達、取引、取引プラットフォームのカテゴリーがあるため、IronFX FAQのセクションはほとんどの質問に充分に答えているはずです。
リサーチ&教育
IronFXには独自のアカデミーがあり、セミナーやウェビナーを通じて学んだり、出席すべき展示会を見つけることができます。教育ビデオと百科事典もあります。IronFXには、マージン、pips、通貨換算のための計算機など、独自の取引ツールのセットがあります。また、無料のVPSホスティングがあり、主要市場が開いた時には、視覚表現を行います。IronFX Researchモバイルアプリは、金融記事、リアルタイムの通貨クオート、デイリー・テクニカル/ファンダメンタル・コメンタリー、ライブ経済指標カレンダー・アラート、デイリー・マーケット・ニュースを提供しています。以上の機能がすべて、口座保有の一環として含まれます。トレーダーが初心者でも経験者でも、十分なリソースがあります。
注目すべき点
IronFXはすばらしい名声を得ており、FX取引世界の業界リーダーの一つです。Webサイトと取引は簡単に利用できます。IronFXは時々、イベントや団体のスポンサーになっています。2018年にはオフショア・レーシング・カウンシル(ORC)欧州選手権のスポンサーの一角となり、IronFXレーシング・ヨットの支援を行います。IronFXはかつて、トリエステで開催された国際ヨットレースORC Worlds 2017のスポンサーを務め、2014年から2017年にかけて、スペインのサッカーチームFCバルセロナの公式パートナーでした。
IronFXの日本での評判
IronFXは魅力的な条件を提示していますが、日本での評判はよくありません。
2014年、IronFX日本市場を撤退しました。日本の金融庁からライセンスを取得するためです。日本での営業を行わないというライセンス取得条件を満たすための撤退だったわけですが、この時に、トラブルを発生させています。日本からの新規口座開設を突如停止しただけでなく、日本人既存客の取引口座も即時に停止し、事前予告なく、強制的に全ポジションを清算しました。
同時に、出金拒否問題も発生しています。2014年から2015年にかけて2ch、相談サイト、ブログ、フォーラムなどで、出金ができないという報告がされています。IronFXは詐欺的(scam)業者であるとするトレーダーの声があがっています。日本での営業は再開しています。一時、8safeという名称を使っていたようですが、現在はIronFXの名前にもどっています。時間が経過し、規制機関を増やすなど、IronFXは改善手段を講じたようです。担当者と交渉した結果、2017年5月に出金が行われたという報告は1件あります。ただし、出金拒否問題は全面的に解決されなかったようです。2018年2月の時点でIronFX被害者のための掲示板を作成したというコメントがTwitterででています。
結論
過去にトラブルを起こしたことがあるIronFXの評判は日本では高くありません。出金拒否の問題は、まだすべて解決されていないようです。
ただし、IronFXは世界中で見つかる最も人気の高い取引プラットフォームの一つで、多くのトレーダーにとってすばらしい選択肢です。あらゆるタイプのMetaTrader4プラットフォームに対応するだけでなく、取引商品の範囲が広いおかげで、ほとんどのトレーダーにアピールできます。何らかの理由でMT4を好まないトレーダーはIronFXを使いたがりません。MT4が唯一の対応プラットフォームだからです。しかし、ほとんどのトレーダーはIronFXが提供するものにたいへん満足するはずです。初心者はIronFXアカデミーを教材ともども評価するでしょうし、上級トレーダーさえも、セミナーやウェビナーから利益を得るでしょう。IronFXが対応するMT4プラットフォームの範囲のおかげで、このプラットフォームは、あらゆる水準のスキルのトレーダーにアピールするものになっています。初心者はMT4 Standardを使い続けるかもしれませんし、熟練トレーダーはMT4アドバンス、プロと資金運用者はPersonal Multi-Account Managerを利用するでしょう。
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